新たな評価・報酬制度を導入後、社員やマネージャーの間に「評価への納得感が得られない」という声が上がりました。
そこで制度そのものは変えず、評価カリブレーションや目標設定の改善、昇格判断の透明化を導入。結果として、評価の公平性が高まっただけでなく、マネジメントの学びやベストプラクティス共有の場へと発展しました。
数年前に新たな評価・報酬制度が導入されていたが、社員の間では評価や報酬への納得感が十分に得られていなかった。マネージャーからも「どのようにすれば部下に納得してもらえるのか」という声があがり、評価の運用面で改善の余地があることが明らかになっていた。
既存の制度そのものは維持しつつ、運用方法を見直すことで本来の目的に沿った評価が行われるよう改善を図った。まずは現行の仕組みを最大限活かすことを重視し、混乱を避けながら「納得感」を高めるための実践的な工夫を導入した。
まずは部門単位での取り組みから始めたことで、評価に対する理解と納得度が向上した。今後は全社レベルで経営陣によるカリブレーションを展開し、後継者育成や報酬制度の見直しについても議論を深めていく予定である。